CRO・健康機能食品のヒト適用試験

健康機能食品のヒト適用試験

AriBnC(アリビーアンドシー)は2023年4月にKoNECTに登録されたCROで、試験デザイン、生物統計、EDCの構築・運用、CRFの設計を龍仁本社の研究室で自社対応しています。個別認定型原料の開発を進めるご依頼主は、ヒト適用試験の実施(臨床)、これに韓国食品医薬品安全処(MFDS)への申請資料の作成と照会事項への対応を加えた範囲(臨床+薬事)、非臨床から申請資料までの全段階一括のうち、必要な範囲だけを選んでご契約いただけます。

  • KoNECT登録CRO(2023年4月)
  • 個別認定型原料の申請について資料作成を支援/自社原料の個別認定(第2025-3号、2025年)
  • 龍仁本社研究室:試験デザイン・生物統計・EDC・CRF

ヒト適用試験と個別認定型の経路

どのような試験であり、機能性原料の認定資料のどこに位置するのか。

ヒト適用試験(韓国の健康機能食品制度におけるヒト介入試験)とは、健康機能食品またはその原料を一定期間摂取していただき、あらかじめ定めた指標を、あらかじめ定めた方法で測定・記録する研究で、試験結果は機能性認定の審査に提出する根拠資料として用いられます。AriBnCは、これらの試験のデザイン、生物統計、EDCの構築・運用、CRFの設計を龍仁本社の研究室で自ら行います。

個別認定型は、告示型のリストにない原料について、事業者(製造・輸入業者など)が自ら資料を整えてMFDSに申請する経路です。要求される資料は、原料の起源と製造工程、規格と指標成分、安全性、機能性の根拠に大別され、ヒト適用試験はこのうち機能性の根拠の中核資料にあたります。MFDSへの申請に必要な研究と資料は、当社が漏れなく準備いたします。

AriBnCはこれまで、複数のお客様を対象に、さまざまな個別認定型原料の申請資料作成を支援してきました。

臨床段階 — AriBnCが担う6つの段階

ご依頼主には原料と試験食品をご準備いただき、以下の段階は当社が実施します。

ステップ1

試験デザイン

摂取量、摂取期間、被験者の条件、主要・副次評価項目と測定時点を確定します。同じ場で龍仁本社の生物統計担当が、症例数の算出根拠と統計解析計画の骨子をあわせて作成します。MFDS以外に米国・カナダ・EUへの提出をご予定の場合は、社内の薬事・許認可(RA)担当がデザイン会議に加わり、評価項目と記録の残し方を市場ごとの要件に合わせます。

ステップ2

IRB審査の準備と対応

試験実施機関の候補を提示し、プロトコル、被験者説明文書、同意書、症例報告書(CRF)の草案を準備してIRBの照会に対応します。IRBに提出するCRF草案は、そのままEDCに実装される文書であるため、EDCを構築する担当者が最初から設計に加わります。被験者の募集は、IRBの承認後に、承認を受けた募集文言で開始します。

ステップ3

開始準備と実施機関教育

承認されたプロトコルに従って開始準備を進め、試験登録が必要な場合はその手続きもあわせて行います。試験実施機関への教育は、プロトコルを作成した担当者とEDCを構築した担当者が同席し、プロトコル、CRFの記入基準、検体の取扱い基準を一度に説明します。

ステップ4

実施モニタリング

来院スケジュールの遵守、同意取得の記録、試験食品の払出し・回収、有害事象の記録を点検します。点検内容はモニタリング報告書として残し、不備事項は是正・改善依頼として完了まで追跡します。EDCを同じチームが運用しているため、モニタリングで確認した事項と、そこから生じたデータ照会が一つの履歴として整理されます。

ステップ5

データマネジメントとEDC

EDCは龍仁本社で自社構築・運用します。CRF画面と入力規則の設計、データ照会(クエリ)の処理、データベースロックまでの履歴を残します。外部のEDCベンダーを介さないため、画面の修正や入力規則の変更は同じチームが行い、変更履歴も社内に残ります。

研究所の組織と設備
ステップ6

統計解析と試験結果報告書

事前に確定した統計解析計画に従って解析し、観察された内容をそのまま記述した試験結果報告書を作成します。薬事段階まで担うご契約では、この報告書を同じ社内の薬事・許認可(RA)担当が受け取って提出資料に構成するため、報告書の形式を提出要件に合わせてあらかじめ整えます。

実績の概要

どの段階からお任せいただけるかは、CRO・薬事サービスの概要に開発段階ごとにまとめています。

デザイン段階で確定する要素

デザイン段階で決める項目と、選択肢の例です。各項目の最終的な値は、素材と要求資料に応じてプロジェクトごとに異なります。

デザイン段階で確定する要素
デザイン要素決める内容確定の時点
試験デザイン無作為割付・盲検化・プラセボ対照の適用可否、並行群間比較かクロスオーバーかプロトコル確定前
被験者年齢範囲、選択・除外基準、スクリーニング検査項目プロトコル確定前
摂取量と摂取期間1日摂取量、摂取方法と摂取時点、総摂取期間プロトコル確定前
評価項目主要評価項目と副次評価項目、測定方法と測定時点プロトコル確定前
症例数主要評価項目に基づく算出根拠、脱落率の仮定、群間の割付比プロトコル確定前(生物統計)
試験食品とプラセボ外観・におい・包装の同一性を確認する方法、表示とラベリング、払出し・回収の管理方法IRB提出前
安全性の観察有害事象の収集方法、臨床検査項目と実施時期、報告経路プロトコル確定前
統計解析計画解析対象集団の定義(ITT・PP)、欠測値の取扱い、解析方法と有意水準データベースロック前に確定

ご依頼主にご準備いただくもの、AriBnCがお渡しするもの

契約前の検討段階で以下の資料をいただければ、実施可能なデザインの範囲、スケジュール、追加で必要となる資料の一覧を整理してご回答します。資料がまだ揃っていない場合は、非臨床段階から含める全段階一括の範囲としてご相談します。

  • 素材情報 — 起源、製造工程の概要、規格と指標成分の分析資料
  • 試験食品とプラセボの供給計画 — 製造元、数量、安定性資料、供給時期
  • 保有する根拠資料 — in vitro・in vivoの結果、韓国・海外の文献リスト、既存の摂取実績
  • 安全性に関する資料 — 毒性試験の結果、有害事象の履歴、摂取制限対象の検討資料
  • 対象市場 — MFDSのほかに米国FDA、カナダ保健省、EUへの提出予定があるか

AriBnCの成果物

プロトコルおよび被験者向け文書プロトコル、被験者説明文書、同意書の草案、IRB対応の記録。
CRFとEDC龍仁本社で構築・運用するEDC、入力規則、データ照会の記録。
モニタリング報告書来院ごとの点検内容と、是正・改善依頼の処理履歴。
統計解析計画書と解析結果データベースロック前に確定した計画書と、それに基づく解析結果。
試験結果報告書観察された内容をそのまま記述した報告書。
(薬事段階)提出と照会対応の記録MFDS提出資料の構成と、照会事項への対応履歴。

よくあるご質問

ヒト適用試験1件にどのくらいの期間がかかりますか。

摂取期間、被験者の募集速度、IRBのスケジュールによって異なります。契約前の検討段階で素材資料を拝見し、デザイン案とあわせて想定スケジュールをご提示します。

試験を終えれば個別認定を受けられますか。

認定の可否はMFDSの審査で決まります。当社は審査で求められる資料の形式と根拠の構成を整え、薬事段階まで担うご契約では提出と照会事項への対応まで行います。

試験実施機関はどのように決めますか。

素材、評価項目、被験者条件に適した機関を全国規模の候補として提示し、ご依頼主と協議のうえ機関を決定します。検体分析項目やEDC連携の方式までを候補検討の段階で確認するため、機関決定後に設計をやり直すことのないようにしています。

臨床段階のみで開始し、後から薬事段階まで拡張できますか。

可能です。ただし、提出をお考えであれば、設計段階であらかじめお知らせいただくことで、必要な試験を薬事の段階に合わせて設計できます。評価項目や資料の保管方法を、提出資料の要件に合わせて定める必要があるためです。

海外への提出も同時に準備できますか。

可能です。米国FDA(GRAS、NDI)、カナダ保健省(NNHPD経由のNHP/NPN)、EU(新規食品規則 Reg. (EU) 2015/2283、健康強調表示規則 Reg. (EC) No 1924/2006、EFSA)への提出も同じ社内の薬事・許認可担当が行うため、目標市場を設計段階でお知らせいただくことで、試験デザインと提出戦略を最初から一緒に計画できます。制度ごとの詳細は、ご相談の際に具体的にご案内します。

非臨床の資料が全くありませんが、相談は可能ですか。

はい、可能です。非臨床段階から含める全段階一括の範囲としてご相談します。in vitroでの機能性探索から、in vivoでの作用機序の確認、規格・指標成分・製造工程・分析法の設定、安全性の検討までを含みます。

素材の資料をお送りいただければ、実施可能なデザインの範囲、想定スケジュール、追加で必要な資料の一覧を整理してご返信します。